開発の各工程でAIをどこに効かせるか、どこは人間が握るかを、自分の手で切り分けます。
| 区分 | セッション | 形式 | 持ち帰るもの |
|---|---|---|---|
| 導入 | オリエンテーション | 講義 | 本日の進め方の理解 |
| 講義 | リスクマネジメントとガバナンス | 講義+デモ | 任せる/握るの線引き |
| 実践 | Geminiを用いた開発タスク体験 | ハンズオン | マスキング・レビュー・テスト・バグ調査の型 |
| 実践 | 開発ワークフロー改善と振り返り | ハンズオン | AI活用マップ+チームルール雛形 |
計 [180min]。前半は座学とデモ、後半は手を動かします。発表やグループワークはありません。各自で進め、詰まったら手を挙げてください。
やってみた / つまづき中 / できた の3つから選ぶだけ| 論点 | 内容 |
|---|---|
| Doe v. GitHub(Copilot訴訟) | 2025年に和解成立。学習データとコード生成の権利関係は依然グレー |
| 著作権法30条の4(日本) | 情報解析目的の学習は原則適法。ただし『享受目的』や権利者の利益を不当に害する利用は対象外 |
| Gemini Code Assist のIP補償 | Googleが著作権侵害クレームに対する補償を提供。契約条件の範囲内での利用が前提 |
生成コードがどのライセンスに由来するかは追跡しにくいため、社内でOSSライセンスの確認手順を持つのが現実的です。
| 調査(年次) | 内容 |
|---|---|
| Veracode 2025 | AI生成コードの約45%に何らかのセキュリティ脆弱性が混入 |
| Apiiro 2025 | AI併用でコード量が増え、脆弱性検出が4倍・深刻な露出が10倍に |
| Slopsquatting(2025〜) | AIが約20%の頻度で存在しないパッケージ名を提案。攻撃者がその名で悪意パッケージを登録 |
生成コードは動くことと安全であることが別物です。依存パッケージの実在確認とスキャンを工程に入れます。
| 組織・時期 | 方針 |
|---|---|
| Linux Kernel(2025年11月) | AI補助はAssisted-by: の明記を必須化。ただしSigned-off-by:(責任表明)はAI名義を禁止 |
| Anthropic Code Review(2026年3月) | CLAUDE.md+REVIEW.mdで観点を明文化。AIレビュー後も人間の承認を必須とする運用 |
AIレビューは観点の抜け漏れを減らす一次フィルタ。最終承認は人間が担う二段構えが定着しつつあります。
| 枠組み | 要点 |
|---|---|
| AI事業者ガイドライン 第1.2版 (2026年3月31日) | 総務省・経産省。AIエージェント/フィジカルAIのリスク整理、リスクベースアプローチの具体化 |
| 日本のAI法 (2025年9月1日 全面施行) | 理念法で罰則なし。内閣にAI戦略本部を設置、基本計画策定・実態調査・指導等 |
| EU AI Act (2026年8月2日〜) | ガバナンス構造とGPAI執行が適用。Digital Omnibus暫定合意(2026年5月7日)で高リスク(Annex III)義務は2027年12月2日へ延期 |
| データの種類 | 無料版のGemini | 個人の有料プラン | 会社アカウント(Workspace) |
|---|---|---|---|
| 入力が学習に使われるか | 使われることあり(設定でオフ可) | 無料版と同じ(オフ可) | 契約上 使われない |
| 機密情報(社外秘・契約など) | 原則 入れない | 原則 入れない | 原則 入れない(必要時マスキング) |
| 個人情報(氏名・顧客データ) | 入れない | 入れない | 入れない(必要時マスキング) |
| ソースコード(社内リポジトリ) | 入れない | 入れない | 扱う場合は社内規程に従う |
hints/stepNN_xxx.md に入っていますdemo_data/マスキング練習_生ログ.txt(架空の障害調査ログ)hints/step01_masking_hint.md を開き、自分の加工と並べるDUMMY-KEY、内部IPを一般化して、加工後だけをGeminiに渡すdemo_data/要件メモ_新規機能.md(曖昧さを含む機能メモ)hints/step02_requirement_decompose_hint.md で観点を確認demo_data/レビュー対象コード_python.py(意図的に問題を仕込んだ関数)hints/step03_code_review_hint.md で見落とし観点を確認demo_data/テスト対象関数_python.pyhints/step04_test_generation_hint.md で網羅観点を確認demo_data/障害ログ_dummy.txt(架空の障害ログ)hints/step05_bug_analysis_hint.md で見落とし仮説を確認templates/開発ワークフロー×AI活用マップ_テンプレート.csvhints/step06_workflow_map_hint.md で工程分類と優先度の付け方を確認| 列 | 書くこと |
|---|---|
| A 工程 | 要件定義 / コードレビュー など |
| B AIで効く部分 | 観点出し・下書き・変換の一部 |
| C 効果 | 高 / 中 / 低 |
| D リスク | 高 / 中 / 低(機密・誤りの入りやすさ) |
| E 1ヶ月で試す | ○ を上位3件に |
templates/AI併用コーディング_チームルール雛形.mdtemplates/PRレビュー観点リスト_テンプレート.md の自チーム化もあります(当日は扱いません)。| ツール | 2026年前半の状況 |
|---|---|
| Claude Code | ターミナル/IDE/デスクトップ/Slackで動く自律エージェント。モデルはClaude Sonnet 5(2026年6月30日、Sonnet 4.6を置換) |
| GitHub Copilot | 2026年6月1日から全プランが従量課金(AI Credits)へ移行。Business/Enterprise向けに自社モデルMAI-Code-1-FlashがGA |
| Cursor | 2026年6月のTeams更新で、ファーストパーティ(Composer 2.5等)とサードパーティAPIの使用量プールを分離 |
| 回 | テーマ | 到達点 |
|---|---|---|
| 第1回 | 完全入門編 | 業務で1件AIを使えた成功体験 |
| 第2回 | 基礎研修:プロンプト実践 | 自部署向けAI活用計画書 |
| 第3回(本日) | エンジニア向け | 開発ワークフロー×AI活用マップ+チームルール雛形 |